【これ何のお肉?】バインミーに入っている「チャーボン」と当店のチキンフレーク

みなさん、こんにちは! 高円寺南の路地裏にある小さなバインミー専門店「バインミーバイミー(Banh Mi by Me)」です。

バインミーを食べていて、 「この細かいお肉みたいなの、何だろう?」 と思ったことはありませんか?

細い繊維状で、そぼろとも違う。見た目だけでは何のお肉なのか分かりづらい……そんな具材のひとつが、チャーボン(Chà bông)です。 日本語で説明するなら「肉でんぶ」や「肉フレーク」に近いでしょうか。

今回は、そんなチャーボンについて少しご紹介しながら、当店で作っている「チキンフレーク」のこだわりについてもお話しします!

🐷 チャーボンって何?

チャーボンは、豚肉などを加熱して細かい繊維状にほぐし、さらに水分を飛ばして作る肉加工品です。英語では「Pork floss(ポークフロス)」などと呼ばれることもあります。

お肉をそのまま焼いたり煮たりするのとは違い、繊維に沿って細かくほぐしていくのが特徴。 さらに水分をじっくり飛ばすことで、普通のお肉とはかなり違った食感になります。

見た目はふわっと細くて軽そうですが、食べてみるとお肉の旨味がぎゅっと凝縮。 乾燥しているぶん、噛むほどにじんわりと味が出てくるのも面白いところです。

  北では「ルオック」、南では「チャーボン」

この肉でんぶ、ベトナムでは地域によって呼び方が少し違います。

  • 北部:Ruốc(ルオック)
  • 南部:Chà bông(チャーボン)

と呼ばれることが多いようです。

ベトナム料理は、同じような料理でも地域によって名前や味付け、作り方が変わることが珍しくありません。 チャーボンも「こうでなければいけない」という決まりがあるわけではなく、地域や家庭、お店によっていろいろな形があります。豚肉で作られるものが一般的ですが、鶏肉などで作られるものもあります。

🐔 当店では鶏肉とヌクマムで「チキンフレーク」に

当店では、豚肉ではなく鶏肉を使って手作りしています。 商品名もチャーボンではなく、「チキンフレーク」と呼んでいます。

そして味付けには、以前の記事でもご紹介したヌクマム(魚醤)を使っています。 そのため、ただ鶏肉を乾燥させただけの味ではありません。ヌクマムの塩気と発酵したコクが重なって広がります。

個人的には、普通のお肉を食べている感覚というより、当店のチキンフレークは、少し「さきいか」に近いと思っています。笑 噛んでいると繊維がほどけて、そこからじわじわ味が出てくる。そしてまた食べたくなる。

魚醤の味を前に強く出したいわけではなく、鶏肉を噛みしめたときに、あとから旨味が残る。そんな引き立て役としての使い方をしています。

🥖 バインミーの味を支える名脇役

チキンフレーク単体だけを食べると、やや乾いた繊維状の食感です。 でも、これがバインミーの中に入るとまた違った食感に。

自家製レバーペーストやお肉、シャキシャキの自家製なます、野菜、特注バゲットなど、いろいろな具材と一緒に頬張ると、フレーク状のお肉がほかの具材の間に自然と混ざり合っていきます。

大きなお肉を一枚挟むのとは違って、噛むたびに、チキンフレークの旨味がじわっと広がる。これがチキンフレークの面白いところです。

単体で主役になるというより、全体の味を底から支えてくれる。当店ではそんなイメージで使っています。

🥢 見た目は地味。でも、噛むとちゃんと旨い。

チャーボンやチキンフレークは、ローストポークやベトナムハムと比べると、見た目はかなり地味です。写真を見ても「これ何?」で終わってしまうかもしれません。笑

でも、お肉を細かい繊維にほぐして水分を飛ばし、旨味を凝縮させる。シンプルですが、とても奥深くて面白い肉の食べ方です。当店では、それを鶏肉とヌクマムで丁寧に仕込み、「チキンフレーク」としてバインミーに使っています。

次に当店のバインミーを食べたとき、細かい繊維状のお肉を見つけたら、 「あ、これがチキンフレークか」 と思いながら、少し意識して噛んでみてください。

じわじわと残る旨味も含めて、バインミー全体のバランスを整える大切な一部です。 高円寺にお越しの際は、ぜひバインミーをがぶっと豪快にどうぞ!

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皆さまのご来店を心よりお待ちしております!

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